Atoll/REIKO100
アトールルアー「REIKO100」 は、1990年代ごろGTフィッシングの世界を席巻した ハードポッピング をコンセプトにしたウッドルアーです。
当時、大口径カップによるハードポッピングは、約10年間にわたりGTフィッシングの中心的存在でした。しかし、釣りの世界における運命とも言える「一極集中による釣れなくなる現象」によって、その後は衰退。さらにダイビングジャークの台頭も重なり、大口径のウッドポッパーは次第に姿を消していきました。
ところが今、ダイビングジャークが同じ運命を辿り始めたタイミングで、再びGTが 大口径ポッパーへ強く反応する現象 が起こっています。日本のGTフィッシングでは使用者がごく少数になりつつある大口径ポッパーを、今こそ改めて推奨していきたいと考えています。
大口径ポッパーの魅力と科学
ポッピングのコツは「ただ泡を出す」ことではなく、 大きな音を出すこと にあります。GTを惹きつけているのはポッパーそのものではなく、 音による相乗効果。その科学は、GTがバイトしてくるのは「逆算的な結果として」起きている現象なのです。
ただし、これはあくまで ハードポッピングという釣法に限った話 です。ここを理解せずに「ポッパー全般がそうだ」と短絡的に思い込むのは大きな誤解になります。
そして――大きな音を出すことを意識しない操作は絶対にNGです。そうした使い方では、ポッパーはその場の活性を一気に下げ、魚を遠ざけてしまう危険すらあります。むやみに使えば武器ではなく凶器となる、それが大口径ポッパーなのです。だからこそ、使うなら「音を操る」という本質を理解したアングラーだけに扱ってほしいと強く思います。
さらに、大口径ポッパーは魚種によって反応が分かれる特性を持ちます。小さく細身で控えめな音を出すポッパーではGTの反応が鈍い一方、大口径ポッパーは明確にGTを引き寄せる力を発揮します。ここに「科学する釣り」としての面白さがあります。
デザインとカラー
今回のREIKO100には、オリジナルカラーとして 「見た目GTデザイン&フルケイムラ仕上げ」を採用しました。これは、大口径ポッパーを使用する際に起こる水中の仕組みを紐解き、その到達点として表現した結論です。
※ご注意※
- スプリットリング+リングで接続し設計及びテストを行っております。大型のベアリングスイベルなど重く抵抗のある方法で接続すると、バランスが崩れる場合がありますのでご注意ください。
- 天然素材を使っていますのでサイズ、ウエイトは個々に違います。
- 本製品は木製品です。ルアーの動きを優先して作っていますので、耐久性については衝撃や大きな力が加わると破損します。
- ご使用しているうちに釣り針、魚の歯、度重なるキャスト等による傷などから吸水し、比重が変わり本来の性能が発揮できません。同じルアーを使い続けるよりも数個のルアーをローテーションすることをお勧めいたします
- 木製品のため吸水した場合、ヒビワレや塗装が剥がれることがあります。使用後はルアーと金属部分を十分に真水で塩分や汚れを水洗いし、日陰に干し自然乾燥させ後、傷などがある場合は瞬間接着剤等で目止め補修してください。
- ルアーに使われている反射シートやシートの糊、塗装面、ルアー本体は使用・未使用に関わらず経年劣化します。
- 仕様やカラーや単価など予告無しに変更することがあります。
| スペック/SPEC |
| 長さ |
約165mm |
| 重さ |
約100g(天然素材を使っていますのでウエイトに誤差が生じます) |
| 推奨フック |
BKK ラプターZ #4/0(約9g) |
| ワイヤー |
1.6mm |
※フックは付属しておりません。
小型便対応(2点まで)